-和食器コーディネイト4-

『黒と白のうつわを、きっぱりと合わせる』

黒いうつわが、これまで、日本人の食卓にあまり現れなかったことは不思議です。おそらく漆器が、色合いを請け持っていたからでしょう。しかしここのところ、黒い陶器はたいへん流行しています。黒といっても、いろいろな味わいの黒があって多彩になっています。
ここでは、黒らしさ、白らしさを鮮やかに見せるために、ふんわり感のある白磁と合わせてみました。
粉引などの土ものと合わせるのもいいですが、磁器とあわせるのも、きっぱりした感じでいいと思います。

左奥から時計回りに、
光藤佐の黒釉八角鉢(特小)10033、松本良夫の三つ足小鉢、伊藤麻沙人の黒釉柳紋ビアカップ10304、松本良夫の縁広皿(中)
光藤佐の黒釉小皿、松本良夫の縁広皿(大)、望月明日太の鉄刷毛目黒皿10199

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